自分は音痴だと思っている・・・
または周りから指摘される・・・
といった方も多いのではないだろうか?
実際にカラオケに行くのは好きなのに、音痴だから歌いたくないとか、歌える曲と歌えない曲があるという方も見かけたりする。
しかし、いざ歌ってみると音痴ではなかったり、逆に歌がうまいと自負している方が音痴だったり・・・
なぜこういうことが起きるのだろうか。
音痴のメカニズムについてせまってみようかと思う。
2通りの音痴?
実は音痴には2つの種類が存在する。
その1つは声の音痴
1つは声の音痴になる。
というのは、耳では正確に音をとらえていても、
- 喉がいうことをきいてくれない
- 思った音が出せない
といった、音は認識しているけれども、声がうまく出せないことを声の音痴と言うのだ。
声の音痴は、自分で音の認識がとれているので、
音がはずれている場合は自分で認識することができるのだ。
しかし、音がはずれていることを調整する技能(スキル)を持っていないだけということになる。
したがって、
ボイストレーニングなどでプロの方に声の出し方や音程の調節の仕方を習えば、声の音痴は治すことができる。
こういった音痴な人はカラオケで少し歌いなれた曲であれば、上手く歌えるようになっているというようなこともある。
だから音の出し方に慣れるということが重要になってくるのだ。
もう1つは耳の音痴
もう一つの耳の音痴になる。
実は耳の音痴は厄介なのだ。
声や音はどうであれ、耳の音痴は、音の認識が最初からとれない。
したがって、本人はその音楽を聴いてそのとおりに歌っているつもりでも、もともとの認識が違うということになる。
だから本人は上手く歌えているつもりでも、音がはずれてしまい、音痴というレッテルを貼られるということになる。
歌っている本人としては、これほど屈辱的なことはないだろう。
まるでそれはドラえもんに出てくるジャイアンのリサイタルと同じなのだ。
といっても耳の音痴は自分で気づくことは難しい。
気づく1つの方法としては一度自分の耳が正常に機能しているかどうか、お医者さんに診てもらったり友人や家族などと認識のズレを確認することが大切になってくる。
これは非常に勇気がいることだろう。
しかし病院でお医者さんに少し診てもらい、認識のズレをとりのぞくだけで、耳の音痴はめまぐるしく治る可能性がある。
そして音痴からプロ級に成長する可能性もあるのだ。
音痴を治す方法のまとめ
ボイストレーニングに通っているのに全然上手くならない!という方は声の音痴の可能性もある。
自分の才能がないと諦めないで、まずどちらの音痴なのか、確認することが大事だろう。
では、自分がどちらのタイプかどうやって見分けたらいいのだろうか?
声の音痴or耳の音痴を見分ける方法
自分が歌っている歌声は、脳内で変換されるので、本人は自分が間違っているかどうかは気づくことができない。
自分でわかることができれば、声の音痴だということになる。
そしてあなたが耳の音痴かどうかを確認する場合には客観的に自分の声を認識する必要がある。
その場合はカラオケの機械などで録音をしたり、
またバケツやかごなど、自分の声が直接自分に跳ね返ってくるようなところで歌ったりするなど、
自分の声を客観的に捉えることが必要になる。
一般的に音痴だとよく言われるのは、声の音痴の場合が多い。
本当は耳の音痴なのに何でこんなに歌っているのに上手くならないのと誤解を招くこともあります。
そういった誤解を防ぐためにも、自分が声の音痴なのか耳の音痴なのかを確認し、
正しい音痴の治し方をしていくことが肝心ということだ。
世の中には音痴と言われていても歌が好きな方も多いだろう。
あなたがもし現在周りから音痴だと言われているのであれば、
今回のことを実践することで今よりもあなた自身が上手に楽しく歌えるようになるかもしれない。
そしてもしかしてプロ級の歌が歌える様になれば最高だろう。